最近息子とアンパンマンの映画をよく見ます。
確かに子供向きなのですが、意外と深いストーリーや可愛らしいキャラ造形に私が夢中になっております。大抵バトルシーンがあるのがいいですね。アンパンマンは空を飛ぶので空中戦が多くて見ごたえがあります。
アンパンマングッズを集めたりやなせたかし先生の著書を読み始めたり、すっかりアンパンマンブームが来ています。ちなみに推しはばいきんまん。だからばいきんまんにスポットが当たる映画ばかりみてます。
■ それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲
どういう順番で見ようか迷った挙句、古い方から攻めていくことにしました。劇場版2作品目になります。なんと私も生まれる前の作品です。感慨深い。
タイトルが印象的ですね。90年代の子供向け映画でこういうタイトルって多かった気がする。
「ミュウツーの逆襲」とか「オトナ帝国の逆襲」とか。
ばいきん仙人から願いを叶える魔力を秘める【メコイスの壺】の話を聞いたばいきんまん。さっそく壺を探しに行きます。同じく壺を探していたヤーダ姫(全体的にナウシカっぽい)と鉢合わせし、壺を無理矢理奪って逃走。
駆けつけてきたアンパンマンとメー●ェみたいなのに乗ったヤーダ姫が協力してばいきんまんを追いかけます。空中戦しながら追いかけるシーンが多くて見ごたえがありました。ドキンちゃんとヤーダ姫が口汚く罵りあってるシーンが好きです。初期っぽい。映画の7割くらいがこのメコイスの壺の取り合いシーンでした。
途中でばいきんまんが仙人からもらった秘密兵器を使って巨大蜘蛛やらドラゴンやらに変身します。アンパンマンもなかなか苦戦しますが、サブキャラクター達のヘルプもありばいきんまんをぶっ倒します。結構サブキャラクターは多めに出てるほうかもしれません。あかちゃんまんが戦ってるところ初めて見た。可愛い。
最後の方は色々あってばいきんまんが壺の力で暴走してしまいます。ばいきんまんの変身が何度も見れるのはいいのですが、ラスボスのメコイスの大魔王はばいきんまんの面影がなくてトラウマになりそう。
ヤーダ姫は可愛いし、ラストの復活したヤーダ姫の祖国の描写が美しかった。
なんと60分以上もあり見ごたえがあってびっくりしました。
1歳の息子には1時間の映画はまだ早かったですね。大人としては普通に面白かったです。ばいきんまんファンに超おすすめ映画です。
■ それいけ!アンパンマン くろゆき姫とモテモテばいきんまん
ばいきんまんが主役のラブコメ。アンパンマンサイドはだいぶ空気。
真っ黒なものが大好きなくろゆき姫に見初められたばいきんまん。完全に相思相愛でイチャイチャシーンが微笑ましいです。ばいきんまんがモテるのは良い事。
くろゆき姫のデザインも完全に悪役のカラーリングなのにすごく美人でめっちゃいいですね。
くろゆき姫はドキンちゃんと住む別荘にまでやってきてあちこち真っ黒に染めようとします。
当然ドキンちゃんとケンカになるのですが、あくまでドキンちゃんにとってばいきんまんは「仲間」であり大切な存在なのが良いですね。1番好きなのはしょくパンまんだもんね。なのでばいきんまんを取り合う女子たち三つ巴に見せかけて若干違う。ドキンちゃんは仲間のばいきんまんが取られるのが嫌なのだ。
中盤でくろゆき姫の杖の魔力が暴走します。くろゆき姫とドキンちゃんの二人を助けようとするばいきんまんが男気かっこいい。この辺もアンパンマンは空気です。
杖が破壊された事により呪いが解けたくろゆき姫は元のこなゆき姫の姿に戻ります。くろゆき姫は悪い悪魔に呪われた姿だったのでした。うーん私は前の姿の方が好きだな。また黒くなってくれないかな。
元の姿に戻ってもばいきんまんへの好意は残っていて、一緒に城に帰ろうと誘います。
結局ばいきんまんは自分が悪役だから、という理由でフリます。カッケェー。やっぱり推せるわ。
アンパンマンの映画にこんなラブコメみたいな作品もあるんですね。
ばいきんまん好きにはとてもおすすめです。
同時上映作品だったようで長さも20分くらいで手軽で良かったです。
息子も集中して最後まで観ることが出来ました。
■ それいけ!アンパンマン はしれ!わくわくアンパンマングランプリ
こちらは特にばいきんまんメインの作品ではないです。
まさかのレースもの。アンパンマン映画もマンネリしないように色んなパターンを出してるんですね。みんな個性的な車に乗ってレースに参戦します。カレーを入れるソースポットみたいな車に乗ったカレーパンマンややたらいい車に乗ってる食パンマンに笑いました。
ちなみにアンパンマンは警備隊なのでレースに参加しません。この映画はクリームパンダが主役なのかな。
みんな真面目にレースに出てるのにあの手この手で妨害するばいきんまん、食パンマンを優勝させる為に妨害工作を図るドキンちゃん&ホラーマン。各々が自由に妨害してて面白いです。こうでなくちゃな。
演歌歌手のさくらまやが演じるマギーちゃんが可愛い。可愛いけど性格が悪い。自己中な言動でクリームパンダを振り回しまくります。
アンパンマン映画に出てくる女の子こういう子が多いな・・・
冒頭から散々振り回したマギーですが、ひたむきに頑張るクリームパンダを見て心打たれます。自身のコンプレックスと向き合い、前を向いて頑張ることを決心します。見事優勝しドリームフラワーの種を受け取り、世界中に綺麗な花を咲かせました。
1度挫折してもまた前を向こう頑張ろうよっていうストレートなメッセージ性を感じます。子供にとっても大人にもとっても大事な事ですね。
さくらまや声優としては申し訳ないですがかなり・・・残念な感じです。でもまあそういうのって大人の視点なのかな。子供はこういうの気にしないかもですね。エンディングの歌はとても良かったです。
というか2010年のこの映画に出てたさくらまやちゃんがもう26歳だってことにびっくりだよ。大きくなったね。
こちらの映画も20分ほどでサクッとみられてよかったですよ。