愛と資本主義

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感想 U-NEXTで見れるアンパンマン映画3本 エンドレスアンパンマン

 

サラっとみたやつ。

 

 

 

■ それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ

 

 

一度挫折してバキバキに心折られたゾウの少年パオが、アンパンマンの活躍を見て前を向いていく王道ストーリー。

ゲストキャラであるパオは珍しく捻くれてなくて可愛い。ただ挫折して心折れちゃっただけって感じ。

生きてたらこういう時期誰だってあるよ。王道ですがいいストーリーだと思いました。

希望のハンカチってタイトルも素晴らしいです。

 

本仮屋ユイカは声優初挑戦とのことですが、かなりうまいです。違和感なし。

冒頭の都会みたいなシーンはびっくりしたな。アンパンマンワールドにも都会はあるのだろうか。

 

 

■ それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌

 

 

闇の女王ブラックノーズに育てられたカーナ。

このブラックノーズがアンパンマン界で類を見ない毒親でいい所一つもない。最後に「実は娘の事をちゃんと愛していたんだよ・・・」みたいな展開もない。徹頭徹尾酷い女王で清々しい。

でもビジュアルはグリム童話に出てきそうで好きです。極端に色素が暗い感じでアンパンマンのキャラクターの中にいると怖いですね。トラウマになりそ。

ちなみにこのビジュアルで声は悟空です。カーナだけが操れる笛を利用して、眠ってる相手の気持ちを落ち込ませ楽しい気持ちを奪い鬱モードにしようと企みます。属性モリモリ!

アンパンマンワールドでジワジワ精神攻撃タイプは珍しいですね。ダークライみたい。

ブラックノーズに育てられたカーナは楽しい気持ちは悪い事であり、この行為が正しいことだと信じ母親の言う通りに動きます。

序盤のカーナは心が死んでいますが、アンパンマンメロンパンナちゃんと触れ合うことで少しずつ心を取り戻していきます。

 

母親の裏切りによって目が覚めたカーナは、絶望的状況で歌を歌います(それいけアンパンマンのメインテーマ)。この覚醒シーンがかっこいいし歌の描写がすごく綺麗です。闇を切り開いていくのは光り輝くオンプたち。みんなで歌って攻撃でラスボス撃破っていいよね。ラストの光のアンパンチは痺れました。しかし全体的に暗い映画だ(ビジュアル面で)。

 

 

■ それいけ!アンパンマン とべ!とべ!ちびごん

 

 

記念すべき私のバースデーイヤー作品でかなり古いです。視聴した記憶はないな。

この初代ポケモンアニメの全ポケモン集合ポスターみたいな・・・ごちゃごちゃ感がいいね!

 

飛べないドラゴン、ちびごんの成長物語。

冒頭からばいきんまんドキンちゃんの掛け合いが多く、二人のファンにはおすすめです。ドキンちゃんはどんなにわがままでも可愛い。

もしかしてホラーマン初登場回なんでしょうか?何故かちびごんと一緒に生活してたっぽい。その背景の説明は特になし。

ホラーマンはばいきんまんサイドで貴重な突っ込み役であり、ばいきんまんに対しては常識人であり、ドキンちゃんに対しては勘違いおぢでもありいいキャラです。3人揃って可愛い。

 

クライマックスでカバオ君たちを人質にしてアンパンマン達に喧嘩売るばいきんまんしょくぱんまんの「卑怯だぞ!」の一声で隣にいるドキンちゃんにも卑怯者と責められ大人しく人質開放したシーンはアンパンマンの人間関係のすべてが詰まってて好きです。最高。ばいきんまん大好き。

 

ずっと飛べなかったのにいざ飛ぶ(飛べ)ってなったのがマグマの上という高難易度シチュエーションなちびごん。無事飛べて良かった。

ちびごんは見た目からして西洋のドラゴンかと思ったのですが、珠を使って雨を降らす設定とか最後の昇竜シーンをみると東洋のドラゴンだったのですね。ラストまで見てから見ると東洋のドラゴンにみえてきた。

 

ちびごんも可愛いのですが、なんか初期作品だからか全体的に絵柄がまるっこくて可愛いんですよね。

しかしこの映画はアンパンマンvsばいきんまんのオープニングバトルがなく、アンパンマンが大活躍することなくぬるっと始まります。映画としては普通の構成ですが掴みがダメだった為(涙)息子は早々に飽きてしまいました。未就学児にとってあのシーンはテンション爆上げポイントで大事なんだなと痛感しました。

劇中歌を歌うシーンが多く、その上長いので、もう少し大きい子にはエンタメとして楽しめると思います。