愛と資本主義

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感想 実写版 進撃の巨人 エンドオブザワールド 後編

 

実写版進撃の巨人後編、やっとみました。

 

 

 

 

序盤から前作アーカイブ、エレンお前は何者なんや裁判シーンの後、謎の白い部屋でシキシマがすごいペースで前作の疑問点をガンガン説明していきます。結構話のテンポがいいです。

巨人は元人間で、人類は巨人から身を守る為に壁を作って壁の中に籠った。

壁を作る前の文明は非常に発達していて、高層ビルが立ち並びコンビニだってある、現代に近いような世界だったようです。シキジマも唐突にプロジェクターのリモコン操作してるし・・・w原作の設定を織り交ぜつつアレンジ設定って感じですね。

まあこれで前作で疑問に感じた、巨人に対峙しながら戦車使ってるチグハグ文明設定の理由がわかってスッキリしました。

自分たちを守るために自作自演してまで人々に巨人の恐怖を植え付けたり、中央政府がだいぶクズです。原作よりクズですね。

 

sho-ene.hateblo.jp

 

シキシマはそんな内部の連中を潰そうとする革命派でした。

エレンと手を組むのかと思いきや、思想の違いで一瞬で決裂。やたら長いエレンが一方的にボコられる迫真のシーンに。

ミカサまで殴るのは頂けない。結構好きだったのに女子を殴るので一気に無理になってしまった。リヴァイではなく、シキシマなんだけど。解釈違い。

シキシマとミカサの仲は寝取られた風の演出かと思いたかったのですが、本当に男女の仲だったんですね。普段からDVしてそう。なんなの理解が追いつかん・・・

みんなシキジマに殺されかけたけど、映画オリキャラ・サンナギが体を張って良い仕事しました。いいオリキャラ。シキシマとさとみハンジは特に接点ないのね。ハンジがいても容赦なく殺しそうです。

 

薄々感づいてたけどシキシマも巨人でした。しかも裁判中にエレンを助けてくれた白い巨人(鎧の巨人?)。

しかも今pixiv大辞典でエレンの兄という設定を見てびっくりしております。

シキシマはリヴァイでありジークでありライナーっぽい所もあり、進撃キャラの色んな概念をミックスした設定盛りだくさんなオリキャラだったんですね。

 

 

後半の良かった点

・前編でよわよわだったアルミンが頭脳派として突如覚醒していた。

・個人的には現代みたいな世界観で巨人が暴れまわってるシーンが新鮮で面白かった。

・前作の疑問点は大体説明してくれた。テンポも良くて間延びするシーンはなかったと思う。

・巨人VS巨人シーンは大怪獣の特撮みたいで楽しい。

 

後半の悪かった点

・女の子を蹴るのは頂けない。

・最後の展開に持っていくためにちょっと強引な点があるイメージ(主にシキシマ絡み)。シキシマさん壁を壊してどうしたかったんだろう?巨人に征服されて終わりじゃないかな。まだ秘策があったのかな。ミカサに暴力振るうくらい自分の目的の邪魔をする奴には鬼畜になれる癖にラストで突然エレン側に手を貸すのもどういう心境の変化なのかよくわからん。

・超大型巨人お前かい。物語的にはまあ辻褄あってるけど原作派にはびっくりでしょうね。

・さとみハンジが前作ほど無能ではなかった。でもそんなに活躍もしなかった。シキシマと接点ないみたいだし映画の中でハンジの活躍ポイントがラストくらいしかない。

・粗暴だけど熱くていいやつっていうジャンのいい所、実写でもたくさん描写してくれてジャンの魅力爆発ってところで突然あっさりやられる。これは悪いとは思わないけど原作で死なないキャラなのでちょっとびっくりした。

 

 

後編では前作の疑問点がほとんど拾われてて、だいぶスッキリしました。そういう意味では見てよかったです。短いしサクっと見れました。前作だけ見るとだいぶモヤっとするし中途半端。これ前後わけない方が良かったんじゃないか・・・?

 

エンドロール後に中央政府っぽい声のシーンがあったりして、いくらでも続編に続きそうな含みのある終わり方です。爆死しなければ続編作る気だったんだろうな。三浦春馬も亡くなってしまったし、絶対不可能になってしましましたが。

 

ところどころ展開が強引で、辻褄あってないところもあるし。

いらん設定やシーンなくして脚本を洗練させてくれればもうちょっと良くなれたんじゃない感はやっぱりあります。役者の方々はみんな頑張ってると思いました。三浦春馬はいい俳優だったな。草彅剛はエンドロールで名前みてびっくりしました。ちょい役すぎる。