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感想 悪童日記

 

観たのはちょっと前です。

私はMOTHERシリーズが大好きなので、GBAソフトMOTHER3に出てくる双子の主人公の元ネタであるアゴタ・クリストフの小説三部作は学生時代に読みました。

が、第1部「悪童日記」以外はよくわからなかった・・・w難しいw

 

最近北海道に住んでるおばあちゃんに送ってもらってまでもう一度読み返したんだけど、めっちゃ面白かったんです。

悪童日記」は「ふたりの証拠」「第三の嘘」と三部作となっております。ちゃんと全部読んだよ。

悪童日記」以外の2作は系統がだいぶ違うので、子供の頃は理解出来なかったんだよね~3作目なんて衝撃的な内容ですよ。

 

こちらの映画はそんな名作の記念すべき第一作目の映画版となります。

小説は昔からあるのに映像化されたのは割と最近(2014年って最近か・・・?)なので綺麗です。双子役は美少年で麗しいです。ホント美しくて、冷たい描写ばかりのこの映画で余計際立つ。

ずーっと気になってたんだよね!!夜間授乳の合間にレンタルで観ちゃった。

 

ちなみにMOTHER3はNintendoオンラインにて配信決定されたようです。なにそれ最高過ぎる。数年ぶりにやらなくては。

 

悪童日記

悪童日記(字幕版)

悪童日記(字幕版)

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舞台は第二次世界大戦末期のハンガリー

母親に連れられ双子の兄弟は田舎のおばあちゃんの家に疎開します。

おばあちゃんは魔女みたいで偏屈だし、母親ともなんか仲悪いし。

おばあちゃんに意地悪されながらも双子は労働し、肉体的にも精神的にもお互いを鍛えていく。そしてその模様を淡々と日記につけていくんですねー。

 

双子の成長も見れるんだけど、戦況がどんどん悪化していくので悲しいシーンもある映画です。登場人物みんな異常者だけど、そうさせたのは戦争。

最後の方なんて怒涛の展開で本当に後味悪いよね・・・すごい作品ですわ。

 

なかなか忠実に小説の空気感を再現していると思います。

ちなみに悪童日記では「リュカ」とか「クラウス」とか双子の名前は出てきません。全部「ぼくら」で始まる独特の文章が面白いので小説版もおすすめです。

 

この記事書いて色々思い出しながらリュカとクラウス描いてみた。

MOTHER3面白いけどストーリーがしんどいので中学生の時にクリアしたっきり唯一ほぼ周回してないMOTHERです。

途中までは何度も進めたんだけど最初と最後が極めてしんどい。それでもめっちゃ面白いからストーリーは鮮明に覚えてるんだよねー

本当、なんでMOTHER→MOTHER2ときてMOTHER3はあんなストーリーなんだろう。

今回の配信でまた向き合ってみようかなと思います。やっぱりMOTHERシリーズ大好きだから。