愛と資本主義

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感想 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人

 

4本目のマリーアントワネット絡みの映画。この映画の主役はデュバリー夫人。

マリーアントワネットも後半からちょっとでてくる。

 

 

■ ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人

 

 

2023年公開、ルイ15世役にジョニー・デップ。フランス語喋ってます。

貧しい生まれから国王の公妾までのし上がったマリ=ジャンヌ・ベキュー(デュバリー夫人)の話。

貴族に生まれた子は貴族になり、平民に生まれた子は平民になる、生まれが全てを決定し、それが普通の事だったこの時代にここまで成りあがるのは大した根性です。

 

ジャンヌは幼少期より本が好きで、聡明な女性でした。確かに見た目が良いだけであれだけ上に行ける訳ないですよね。当然中身も伴った魅力的な女性だったんでしょう。

マリーアントワネット側が主役な映画ばかりみてると育ちが悪くて性格も悪くて意地悪してくるデュバリー夫人ばかり出てくる為、この映画に出てくる優しくて誠実で真面目なデュバリーに大変なギャップを感じます。映画の名の通りデュバリー夫人側のストーリーですね。

マリーアントワネット含む宮廷の人々に嫌われていますが、言われっぱなしでやり返すことはしません。ただデュバリー側が大人でいい人で、悪口行ってる奴らはみんなクズ。

 

裏でボロクソに言われつつも国王と豊かな愛を育んでいきます。ジョニー・デップのイケメン国王役めっちゃ合ってますね。威厳があって良い。デュバリーは王宮のマナーを気にせず男装して国王と出かけたり、ユーモアもありますね。

フランスの公妾制度は特殊で、公式寵姫のポジションはただの愛人という訳ではなく、舞踏会を主宰したり王の政治に口を出したりすることもあったそうで全然日陰の者ではありません。

政治で暴れるデュバリー夫人も見たかったのですが、この映画ではあんまりそういう面は見られなくて残念です。なんか王様も女ばっかりで全然政治してないしね。こんなんだから孫の代で革命が起きるのだよ。

 

 

この映画の致命的な欠点はデュバリー本人がそんなに美人に思えなかったことです。

顔はまあ文化圏の違いもあって美醜の感じ方が違うかなとスルーしますが、体型があまりに貧相だと思います。解釈違いでした。ガリガリで全然デュバリー夫人に見えません。肖像画にも似ても似つかないです。豊満なボディで王を夢中にしたのではなかったのか。

若ジャンヌが超美人だったのに、大人になったらいつの間にかマイウェンになっていた。どこかで変身(!?)するのかと思ったら最後までこのままでした(笑)

マイウェンさんには悪いんだけど、体重を増やして出直してほしい。

 

ja.wikipedia.org

 

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後半はマリーアントワネットが嫁いできます。

大体の映画のマリーアントワネットは1人で一生を演じようとするので、登場直後(15歳頃)の見た目年齢が合ってないとか言われますが、このマリーアントワネットは本当に若いマリーアントワネットっぽくて合ってます。しかもまだスレてなくて本当に可愛い。

ルイ16世は今までで1番高身長でモデルのようなイケメンでした(笑)冗談かってくらいイケメン。

最初からあまりにイケメン過ぎる為、皆が別の兄弟を王子と呼んでいるのかと思いきや違いました。

ほとんど喋らない事でコミュ障っぷりを表現していますが、ただの無口なイケメンになっていてルイ16世要素は皆無。

しかも紳士的でデュバリー夫人に優しい。マリーアントワネットの生涯ではおじいちゃんの前で大バトルしてたのに。

 

 

sho-ene.hateblo.jp

 

 

マイウェンは女優兼映画監督で、ルイ16世役の鬼イケメンはマイウェンの実の息子さんらしいです。監督が暴走してしまったんですかね。

なんかビジュアル面でチグハグしててとても惜しい映画でした。ジョニー・デップは本当に頑張っていた。(笑)