本を読む習慣がないのですが、やなせたかし先生の哲学に触発されて色々読んでます。
かなり優しめの本なので学生さんでも読めると思う。
真っ赤なハードカバーの本です。映画のタイトルと同じですね。個人的には神タイトルで、美しいフレーズだと思います。
やなせたかし先生の人生を辿り、アンパンマンの誕生秘話が記されています。
ご自身の戦争経験からお腹が空いた時に食べ物を恵まれるという事は、世界中の誰でも共通で嬉しい事だと考え、アンパンマンが生み出されました。
他にも幼少期の話、中国に出征中の話、戦争が終わってデザインの仕事に就いた話、奥様との出会いや詩とメルヘン(アンパンマンより前にやなせ先生が出してた雑誌)の話など盛りだくさんです。今度の朝ドラの予習するならこれ1冊でいいと思います。
伝記だったんですね、読みやすかった。小学校中学年以上向けです。教科書に載せるべき。
■ やなせたかしおとうとものがたり
やなせ先生の亡くなった弟さん「千尋」との関係について書かれた一冊です。
とても柔らかい文体で弟さんとの思い出を書き綴られています。
弟さんは若くして戦争で亡くなったとのこと。優秀で愛嬌があって、みんなに愛される弟に対して、どこか妬ましい気持ちもあったというやなせ先生。まあその話は「勇気の花がひらくとき」で読んで知ってたけど。
お母さんと離れて二人で叔父さんの家にお世話になる事になって、正式な養子になったのは幼かった弟さんだけだったんですね。年頃だったろうに複雑な気持ちだったでしょう。
お父さんが亡くなり、お母さんはいなくなり、弟さんが養子になり戸籍が抜かれた事により、やなせ先生は(戸籍上)独りぼっちになってしまいます。どうしようもなく寂しい・・・
弟さんの訃報を聞いた時は、何故自分ではなく弟さんが死んでしまったのか悩み苦しんだそうです。
この経験はアンパンマンの誕生秘話にも繋がります(この辺は「勇気の花がひらくとき」とも一部内容が被ってました)。
先生は弟さんにずっと会いたいんだろうなと感じました。90歳過ぎてもずっと。
天国で二人が再会出来てるといいな。


