BOOKOFFで全巻セットを350円で売ってたので久しぶりに読み返しました。
2016年頃、深夜アニメ見てハマって漫画もアニメも実写映画も全部完走しました。
2017年にネトフリ版も出ててびっくりしました。これは知らなかった。こんなに大ヒットしてたんですね。
■ 僕だけがいない街
初めて読んだ時から9年経った(驚愕)ので物語の細かい部分はほとんど忘れており、新鮮な気持ちで楽しめました。
漫画版、アニメ版、実写版と全部結末が違うんですよね。
アニメ版はかなり面白かった。実写版は後半がとんでもなく急展開(笑)昔新宿ピカデリーで旦那と見たなあ。
主人公が過去に戻って未来を変える・・・所謂リバイバルものです。私の好きなリバイバルものです。
東京リベンジャーズと違うのは、悟は何度もリバイバル出来るわけではないし、リバイバルのタイミングも選べません。でもリバイバルの空気感は似てるかも?
過去に殺された友達を守る為、現代で殺される母を救う為、悟は何度もリバイバルします。
悟が子供の頃は北海道、現代は千葉に住んでるのも見事に私の人生と被っていましてとても感情移入した作品。
北海道の小学生の生活シーンがなかなか解像度高いです。
北海道の小学校では体育の授業でスケートをやります。スキーの学校もあり、エリアによって違うのですがどちらも荷物がバカ多いので大変でした。私は転校したのでスキーもスケートも授業で両方経験しております。
加代の家とか、北海道の田舎の家賃安め平屋住宅の描写がリアルだなって思いました。田舎なので一軒家は多いですが、ああいう激安賃貸もいっぱいあります。
散々言われてますが、方言「したっけ」の使い方が変でこれだけが違和感があります。
他にも方言シーンはあるんだけど、したっけがすごい出てくるので1番違和感ある笑
まあ悟の小学生時代と私は世代が違うし、北海道って広いので方言の使い方もエリアで多少違ってたりするんだよね。そういうことなのかな。
真犯人との対決に打ち勝ち、失ったもの(悟の時間)もあるけど無事にハッピーエンドで良かった。眠り続ける悟に対してのお母さんの献身的な愛と友人たちの友情が泣けます。確かに失ってしまったけど大事なものをたくさん手に入れたね。
ハッピーエンド時間軸では愛梨との時間は交差しないのは切ないなと思いましたが、いいラストですね。
リバイバルという現象について最後までその理論に触れられなかったけど、リバイバルものでリバイバルする理由なんて考えちゃいけないのかもしれませんね。
北海道の空気感が感じられて好きな作品です。